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高校生が昼間っから…
昼餉をとるため、いつものうどん屋に腰を落ち着けていると、店の戸が不意に押し開けられ、数人の高校生が「ドヤドヤ」と雪崩れ込んできた。制服の襟元には、どこか師大付属のきちんとした空気が漂っている。彼らは卓につくや否や、早口の中国語で何事かを論じ…
呻吟(しんぎん)
南千住駅の改札を出ると、鼻をくすぐるのは排気ガスの匂いと、どこか湿った、古い段ボールが乾燥したような特有の埃っぽさだった。 四十二歳、本厄。恒造(こうぞう)の人生は、今まさに「凪(なぎ)」というよりは「澱(よど)」の中にあった。 大手建材メ…
≪堺のおばちゃん≫
(出囃子が鳴り、二人がステージに登場。拍手の中、マイクの前へ)強: どうもー、中山家です。お願いします。誠二: お願いしますー。いや、ありがたいですね。強: まあ、大阪言うてもいろいろありますけど、最近気になってんのが「堺」なんですよ。誠二…
漢字は確かに難しい
会社の片隅には、数人のベトナム人が働いている。昼休みなどにふと「日本語は難しいか」と問うてみると、彼らは判で押したように「漢字が難しい」と答える。そのたびに、私は妙な感慨を覚える。 かつて漢字文化圏の一角を占めていた彼らが、いまや漢字を前に…

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