「皆様、大変お待たせいたしました! 続いてのご登場は、唯一無二の自虐と毒舌で笑いをかっさらう名コンビ、『アクシズ』のお二人です!
本日のテーマは、女性なら誰しも気になる(?)『モテ期』について。
迷走する二人のモテ期捜索劇、果たしてどんな結末を迎えるのか……!?
それでは参りましょう、大きな拍手でお迎えください。『アクシズ』のお二人です!」
漫才 「モテ期」

みお:どうもー、アクシズです。お願いします。
みき:お願いします。
みお:いやぁ、最近さ、ふと思うのよ。私の「人生のモテ期」って、一体どこの路地裏に置き忘れてきたのかなぁって。
みき:急に切ないこと言い出すね。……でも、あったでしょ? 過去に一度くらいは。
みお:一応ね、自分の中では「4歳の夏」がピークだと思ってる。
みき:早すぎるだろ! 記憶の捏造じゃないの?
みお:違うわよ。近所の公園で、アリの巣をじーっと見てるだけで、男の子たちが「みおちゃん、何してるの?」って寄ってきたんだから。
みき:それ、ただの「奇行を繰り返す子供」を心配して集まっただけだよ。
みお:……あ、そう。じゃあみきさんは?
みき:私はね、中学の合唱コンクールの時かな。
みお:あー、指揮者とかやって目立ってたもんね。
みき:違うよ。私が歌ってる最中に、男子たちがこっちを見て「おい、見ろよ……」ってヒソヒソやってたんだから。
みお:それ、あんたの歌声がデスボイスだったから注目されてただけじゃないの?
みき:誰がヘビメタ中学生だよ! 普通にソプラノで歌ってたわ!
みお:でもさ、大人のモテ期ってのは、やっぱり「夜」に来るものじゃない?
みき:あー、お酒の席ね。
みお:そう。こないだも、行きつけの居酒屋で一人で飲んでたら、隣に座ったダンディな中年男性に声をかけられたのよ。
みき:お! いよいよ来たね。なんて?
みお:「……あの、すいません。お皿、下げてもらっていいですか?」
みき:店員だと思われてるよ! 馴染みすぎてたんだね。
みお:失礼しちゃうわよね。こんなにフェロモン垂れ流して飲んでるのに。
みき:フェロモンっていうか、ただの「加齢臭」と「酒臭」じゃないの?
みお:やかましいわ! ……でも、みきさん、あなた最近どうなのよ。
みき:私は最近、手芸に没頭してるから、布としか向き合ってないよ。
みお:布にモテてもしょうがないでしょ。もっと生身の、動くやつに行きなさいよ。
みき:動くやつねぇ……。あ、この前、散歩してたらおじいちゃんに「道、教えて」って言われた。
みお:それ、モテ期じゃなくて「案内板」だと思われてるだけよ。
みき:……結局、私たちのモテ期って、これから来るのかね。
みお:来るわよ! 60過ぎたら、ゲートボール場で奪い合いよ。
みき:死活問題だね。
みお:もういいわ。
みき・みお:どうもありがとうございました。

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