有名なコーヒー

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実は、ベトナムを訪れて初めて、同国が世界有数のコーヒー産地であることを知りました。生産量は世界第2位だそうで、1位はおそらくブラジルでしょう。

私にとってコーヒーは長らく「どうでもいい飲み物」で、苦いし、頭が冴えるどころか悪くなりそうだと敬遠していました。世の中にはブラックで平然と飲む人もいますが、私には到底まねできません。砂糖とミルク、特に練乳をたっぷり入れなければ飲めたものではないのです。

ふだんは中国茶を愛している私ですが、ベトナムでは営業先でのおもてなしとしてコーヒーが出されることがありました。それがまた、アイスコーヒーで、砂糖3杯、練乳どっさりという豪快なスタイル。ベトナムではスジャータより練乳が一般的で、スジャータは甘くないので入れる意味がないと感じています。

グラスいっぱいのクラッシュアイスに熱いコーヒーを注ぎ、ストローを深く差し込んでかき混ぜながら飲むと、思わず頬がへこむほどの甘さと冷たさが押し寄せます。

ベトナムでは有名なインスタントコーヒーに「G7」があり、家族も好きなので、日本へ帰る際にはトランクの隙間という隙間を埋め尽くす勢いで買い込んでいました。

ところで、G7のパッケージに描かれた男女とヘリコプターの絵。見慣れていたので深く考えたことがありませんでしたが、妹に「どうしてこのデザインなんだろうね」と言われてから、急に気になって仕方なくなりました。

怪しげな黒いヘリコプター。その横を、楽しげに談笑しながらこちらへ歩いてくる男女。まるで大きな取引を成功させ、意気揚々とヘリで会社へ戻ってきたところを思わせます。そして帰社すれば、香り高いG7が待っている――そんな物語を想像させる、妙に格好いいデザインなのです。

他社が湯気の立つ「いかにも美味しそうなコーヒー」のイラストを採用する中、この物語性あふれる赤いパッケージはG7だけ。センスが光っており、ベトナムを代表するメーカーだと感じています。

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